Pardon? Sorry? Can you speak more slowly? を何度も繰り返して気まずくならないために。その②

その①の続きです。

 

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 相手の英語が聞き取れないというのはいくつかの場合があると思います。

A.何を言ってるのか最初から最後まで全くわからなかった。

B.一部聞き取れたが、聞き取れない部分があった。

C.知らない単語があったので答えられない。

D.聞き取れたが相手がどういう意味でそれを言っているのかわからないから答えられない。

 

まず、Aの “何を言ってるのか最初から最後まで全くわからなかった場合”。

これはもう相手にもう一度言ってもらうしかありませんね。

Sorry, I didn't catch that. (すみません、今の聞こえませんでした。)

Can you say that again for me, please? (もう一度言ってもらえますか?)

Can you say that a little more slowly for me, please? (もう少しだけゆっくり言っていただけますか?)

この for me が大事です!!日本人はこの for me が抜けていることが多いですが、この一言でだいぶん印象が違います。for me がないと、聞き取れないことの原因が相手にあると言っているような印象が若干あります。ムッとしてしまう人もいるかもしれません。「日本語は敬語や丁寧語など、相手を思いやる言葉が多いけど、英語はもっとフランクで直球でいいんでしょ」と勘違いしている人が多いですが、そんなことありません!英語だってちょっとした言い方の違いで相手に与える印象は違いますし、思いやりのある話し方ができる人は好感を持たれます。

One more time, please. や Please repeat. もやめた方が良いでしょう。(どちらかというと先生が生徒に使う言葉です。)

Sorry, I didn't catch that.

Can you say that again for me, please?

Can you say that a little more slowly for me, please?

聞き取れないことが多い人は、この3つだけはスラスラ言えるように練習しておくと良いでしょう。この3つがスラスラ言えることで、これから一生英語が聞き取れないたびに「えーっと、なんて言うんだっけ」と焦ったり気まずくなるストレスから解放されます。ここで繰り返してもらって少しでも聞き取れたらBかCに移ります。

 

続いてBの "一部聞き取れたが、聞き取れない部分があった場合" です。

例えば相手の言った "I didn't ○※△♨× yesterday." の ○※△♨× の部分が聞き取れなかった場合、

"You didn't .... what, yesterday?" と聞き返せば、相手もその部分だけもう一度言ってくれたり、簡単な言葉に直してくれるでしょう。

ポイントは相手の言った I を YOU に変えていることです。日本語は主語が省略されることの多い言葉なので、これに慣れるまでにちょっと時間がかかりますが、慣れてしまえば自然に言い換えができるようになります。

もう一つみてみましょう。

"Could you ○※△♨× ?" と言われた場合。

Could you ...? と言われているので、何かをお願いされているのはわかりました。でも何をしてほしいのかわかりません。この場合は、

"You want me to... what?" と言えばスムーズですね。

 

・・・ちょっと難易度が高いと感じた方は、主語の言い換えをしないで

Could you...what? でも良いですよ。Pardon? を何度も繰り返すよりよっぽど良いです。

 その③に続きます。

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