3種類の『恥ずかしい』

日本語の『恥ずかしい』に該当する英語は、3種類の場面によって使い分けられます。

まず、カタカナのシャイと同じ、「人見知りで知らない人と話すのは恥ずかしい」とか「恥ずかしくて好きな人を誘えない」“恥ずかしい”は、shy です。
I'm too shy to ask her out. 恥ずかしくてあの子をデートに誘えないよ。
My son is shy at school. うちの息子は学校で人見知りなの。
といった感じで使います。


次に、「人前で思いっきり転んじゃったよ!恥ずかしい!」とか、「歯医者に行きたいけど、虫歯が多すぎて恥ずかしい」という場合の、きまりの悪い・ばつの悪い“恥ずかしい”は、embarrassed です。
embarrasse は“恥ずかしい思いをさせる”という意味の他動詞なので、
You embarrassed me! あなた、私に恥をかかせたわね! 
といった風に主語を恥ずかしい思いをさせた人においたり、
日本語のように“自分が恥ずかしかった”と主語を恥ずかしかった本人に置きたい場合は受動態 be embarrassed にして
I was embarrassed. 私は恥ずかしかった。 という風にも言えます。
恥ずかしい物事を主語にして
That was embarrassing. あれは恥ずかしかった。 と言うこともできます。

 

そして、「あんな下劣なことするなんて恥ずかしい人ね」とか、「こんな失態をおかすなんて国際的な恥だ」というような不名誉・恥の“恥ずかしい”は、

shame ・ashamed です。
He's ashamed of what he did in the past. 彼は自分が過去にしたことを恥じている。 とか、
Shame on you! 恥を知れ! 
などと言う風に使われます。 


ところで、英語が苦手であることは全く恥ずかしいことではないと思います。
これまで色んな方に英語を教えてきて、「こんなこともわからなくて恥ずかしいんですが・・・」とか、「こんな基本的なことを聞いてすみません。」とおっしゃる方がいますが、全く恥ずかしくないです。「え?そんなことも知らないの?」なんて思ったことありません。
まず、過去記事に書いた通り、日本人が英語が苦手なのは当然なことなので恥ずかしくないし、また、人には得意・不得意があるので「中学生レベルのことがわからない」のも恥ずかしいことではありません。
私は運動が苦手だったり、料理を作るのが面倒だったりしますが、かといってそれらができる人よりも自分が劣っているとか恥ずかしいとは思いません。
それよりも恥ずかしいのは、卑屈になったり、できないのを恥ずかしいと思うあまり自己防衛が過ぎて攻撃にまで転じてしまっている人です。
「自分は論理的な人間だからこんな論理的じゃない言語は理解できない!」(そんなわけありません)とか言ってしまう人ですね・・・。
どんな質問でもOK!「他動詞って何?」「受動態って何?」「これってどう読むの?」わからないことは爽やかにどんどん聞きましょう(^^)/

 

 

 

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